2012年11月16日金曜日

「ひとがた#1」@月眠ギャラリー アンケートより

当日のアンケートにご記入いただいた中から、同意いただいた方々の御感想を転載いたします。皆様、本当にありがとうございます。次回作への参考にさせていただきます。

 

■11月10日(土)

 

●リアルなnikoちゃんとの会話からの導入部、そして人間のあいまいな成長とを見事に一つのストーリーへと形をなしていて、摩訶不思議な世界を作り上げていたと思いました。

 

●今は何もないですが、面白かった。 上手く書けない。

 

●久しぶりの黒子さんワールドに感動しました。

 

●観ている人が感じる自由度が多くてそれがよかった。お客さんの姿勢も含めていい公演になったと思う。全体にやわらかくてやさしい感覚が流れているのが不思議だった。

 

●物語の世界を表現するのでなく、日常の断片を表現することでもこんなに妖しく美しいものが出来上がるんだと感心しました。

 

●ダンサーを見る作演の眼がとても静かでとても冷たくて優しくて、幸せなサディストと幸せなマゾヒストの様でとても官能的でした。白く白く汚れていく2人と3人がうらやましいほどでした。暴力的なダンスシーン大好きです。それを見つめる1人と2人も大好きです。

 

●あなたはどんな形をしていますか?と聞かれてどう答えればいいのか分からないなっと思った。赤いランプが前作「迷図」とつながってるイメージ。人形がシーソーから落ちるシーソーがあんまりにもタイミングがよく、ホラーを感じた。

 

■11月11日(日)

 

●ストーリー性があってとても良かった。それぞれの個性が出ていた(パフォーマンス・映像・音)。

 

●映画みたいでしたね。

 

●劇中、胎児に戻っていくように夢と現実の間をさまよっておりました。素晴らしかった!

 

●「あなたはどんな形をしていますか?」は、深い質問でどんな形だろうと考えてしまった。自分が描いている形と他者から見た形はきっとイコールではないんだろう。でもどんなに形が変わってもそれこそ何年も何十年も走り続けていくんだと思う。これからも。形がなくなって魂だけになったとしても。

 

●緊張感があるところと緩和されているところと交互にあり、ダンスの場面が特に良かったですが、緊張感の先に恐怖もあり、ひとがたくん達の無表情も怖かったです。舞台構成の吊っている小道具は面白かったです。

 

●座る位置で大分印象が変わりそうな作品。もう一回見たい。月眠の空間がすごくきれいで開場中から見惚れた。サカイさんの作品中の立ち位置(意味的な)が好き。

 

●時に観ている者にとって箱庭のようにはたらきかけてくる作品に出会いますが、この「ひとがた」もそのような貴重な機会となりました。想起することが、四肢を拾い集める行為だということ。ということは、それは創造行為へとシフトしてゆくのだということ。出来上がった作品というより、想起/創造にリアルタイムで立ち会っているかのようでした。私は黒子さんが不可逆的な時間の流れを突き破るような他の時間のあり方を探し求めて行ける、とても稀なダンサーさんなのではないかと思って、機会があれば作品を見させていただしています。この作品もそんな彼女に賭けているところがあるのでは?など思ったり。とても豊かなものをありがとうございました。

 

●初めに姪っ子ちゃんの映像があったり、運動会の話があったりで、幼い頃の、、、具体的な思い出というより幸せ感のようなものを感じていました。白い照明がその頃のおひさんを思い出して。人形じゃなくてひとがたさんがあの頃の自分を周りにいた友達を、その頃はやったアイドルや人達に映った気がします。いい時間を、黒子さん、言葉、映像、明かり、小道具全てからいただけました。 ありがとうございました。

 

●演出の仕方が興味深いです。シーン毎に変化する身体性が面白いです。靴にはどういう意味があるのでしょう。「ひとがたえ」=過去の記憶の断片化か?

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